不動産登記の事例集

不動産の名義が随分長い間そのままになっている

 

【事例】

先代、先々代、中にはもっと昔のご先祖様の代から不動産の名義がそのままになっている。

父名義の不動産、母名義の不動産、祖父名義の不動産、祖母名義の不動産などのように故人の名義が混在している。

 

【解決方法】

これらの場合の解決方法は、名義人ごとに相続人を確定させて、その相続人全員の遺産分割協議により取得者を決定するという方法が一般的です。相続人を確定させるためには名義人の出生から死亡までの戸籍を集め、さらに名義人の相続人が死亡している場合はその相続人の戸籍も集めなければいけません。昭和、大正、明治・・・と追跡調査を行うことになりますが、旧民法の家族制度を理解して調査する必要があります。非常に手間のかかる作業になりますので、司法書士にご依頼されることをおすすめ致します。

 

不動産の名義が他人の名義になっている

 

【事例】

自分達のものだと思って使用してきた土地や建物が、登記簿を調べると他人名義である。

 

【解決方法】

上記の事例と異なる点は「他人」名義であるということです。他人なので「相続」に基づいた解決はできません。この事例の原因として考えられることは、①昔に売買や贈与により譲り受けたものの登記をしなかった、②地域の慣習等により事実上使用してきた、などがあります。①の場合は、契約上所有権は移転していますので、譲渡人に対して所有権移転登記の協力を求めることができます。②の場合は、民法上の取得時効が成立している場合があるため、その場合は名義人に時効取得を主張して所有権移転登記の協力を求めていくことになります。①②に共通して、名義人が死亡している場合はその相続人が相手方になる点や、任意の協力が見込めない時は民事訴訟(登記訴訟)により解決を図る必要がある点、などが問題となります。

司法書士 郷田事務所

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